先日のYahooニュースで「風邪に抗生物質は効果がない?」という記事がでていました。

風邪をひいたときに、抗生剤を出されると安心する人も多いと思いますが、

実際のところ、

一般的に使われる抗生物質は風邪の症状の改善はできません。

 

風邪の原因の9割以上がウイルス感染ですが、

抗生物質は体の白血球が細菌を処理することを補助する力しかなく、

ウイルスと細菌では性質や大きさも違っているからです。

 

僕の義理の母が医者にお願いして抗生剤ばかり飲んでいたら、

最後には抗生剤がまったく効かない体になってしまいました。

飲みすぎると、細菌への耐性ができてしまい、

抗生物質が効かなくなるのです。

そして院内感染などの新たなリスクを生じさせるもとになります。

 

ただし、風邪症状を伴う溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症などは

抗生物質が有効なのですべてを否定できません。

 

患者の要望が多いからとか、何かの予防でだす程度なら、

お断りしたほうが無難です。

自分に本当に必要なのか、質問してもいいかもしれません。

間違っても「抗生剤を出してほしい」とお願いすることはやめましょう。

 

下記はWHO(世界保健機関)が抗菌薬啓発週間で呼びかけている4原則になります。

 

WHOの抗菌薬啓発「4原則」
引用:日本科学未来館 科学コミュニケーター 鈴木啓子博士

1)求めない
薬をもらうと安心するのは、当然のことだと思います。
でも、自分にとって効果のない薬をもらって飲んでも、
無用な副反応を引き起こす恐れがある上にお金がかかります。
できるだけ症状に対して効果のある薬だけをもらうようにしたいものですね。
薬の処方で気になることがあれば、医師に遠慮せず相談しましょう。
医師の中には、意味のない薬と知りながら、
欲しがる人が多いという理由で処方しているという人もいるそうです。

2)飲むならきちんと
もらった薬は残さず飲みきることが大切です。
その薬はそのときのあなたのためのものです。
その細菌を殺すために、適切な量が処方されているはず。
症状が良くなった気がしても飲み続けて、確実に細菌を死滅させてください。
そうしないと、生き残っていた細菌が、しだいに耐性を持つようになってしまいます。

3)もらわない
親切心で処方薬をくれそうな方に出会ったら、
丁重にお断りすることがよいです。
そしてやんわりと抗菌薬を捨てることをアドバイスしてあげられると、
その抗菌薬を長く使える可能性が伸びます。

4)あげない
3)の逆ですね。病気の症状を判断できるのは医師だけです。
抗菌薬は市販の風邪薬とは違います。医師でもない人が独自の判断で、
抗菌薬を誰かにわたすのはしない方が良さそうです。

 

 

 


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