以前インターネット通販の会社に勤めていた時に、

購入時の決済が代引の時、キャンセル率が高いことに気付きました。

※代引決済・・・宅配便で商品を届けてもらった時にお金を支払う決済。

販売者側からすると、銀行振り込みはもちろん、

クレジットカード決済も購入時に事前にお金をもらっているようなものです。

その気になれば、そこからキャンセル料を差し引くこともできます。

 

しかし、代引決済は配達時にお金を払うので受取を拒否すれば、

購入者は何のリスクもなくキャンセルができます。

販売者側は発送した行き帰りの送料が損失になります。

もちろん、キャンセル料金も請求しますが、

めったに払われることはありませんでした。

人は何のリスクも無いと容易にキャンセルをします。

 

以前読んだ本の中で、

電話で予約したお客さんが何の連絡も無くキャンセルされて、

悩んでいたレストランのオーナーの話がありました。

せっかく席を取っておいても、お客さんが来なければ、

その時間はお店にとって大きな損失になります。

 

ある時、そのオーナーは予約係の人に

「日時を変更をされる場合はお電話ください」

という会話から

「日時を変更した場合は電話してくださいますか?」

という疑問形に変えて、お客の返答を待たせたそうです。

その結果、レストランの予約のキャンセルが、

30%から10%に下がったのです。

 

この微妙な違いで、なぜこんなに下がったのかというと、

お客さんに「ハイ」と返事をさせることによって、

同意させたことにありました。

人は返事をして同意したことによって、約束を守りたい欲求と、

破ったときの罪悪感を感じるからです。

人の心理とは不思議なものです。

 


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