僕は毎日片道2時間以上かけて通勤をしています。

これだけ通勤時間が長いと、

よく駅でトラブルや事故に遭遇します。

 

一番記憶に残っているのが、

一人の年配の男性の方が亡くなった事故でした。

 

ある夏の日の夜に、

京王新宿駅で帰りの電車を待っていました。

午後8時ころだったと思います。

 

その日も帰宅する人の長蛇の列でした。

列の5番目くらいに立って、しばらく待っていると

乗車する予定の電車がやってきました。

 

そして、ゆっくりと電車が止まると同時に

「キャーー」という女性の悲鳴が、

僕の隣の車両側から聞こえてきました。

 

慌てて隣を見てみると、

年配の男性が電車とホームの間の溝に挟まれていました。

 

落下してホームへ登ろうとしたのか、

電車の側面から上半身だけが出ている状態でした。

 

男性はぐったりしていて動きませんでした。

それを見た2人の女性は気分が悪くなって倒れていました。

 

そして、すぐに駅員の方が3名ほど来て対応にあたりました。

 

電車とホームの溝に挟まれた男性を

2人がかりで引き上げようとしましたが、

キツく挟まれていて、

引き上げることができませんでした。

 

しばらくして、駅員さんの1人が、

「みんなで車両の側面を押してください」

とお客に声をかけました。

 

僕はもしかしたら、まだ息があるかもしれないと思い、

手に持っていたバックをその場において、

必死に車両の側面を押しました。

 

20人くらいの人で押したと思います。

駅員さんの「せーのっ」の掛け声で、

全員が一つになって押しました。

押した1両の電車が一瞬大きく傾きました。

 

そのすきに、

 

溝に挟まれた男性を引き上げることができました。

 

その後、すぐに乗車の手続きがされ、

とても長い時間に感じましたが、

電車の遅れはわずか11分でした。

 

後に、その年配の男性が亡くなったニュースを見ました。

 

現在、京王新宿駅は転落防止用の可動式ホーム柵に変わっています。

新しく可動式ホーム柵に変わった駅を通ると、

その時のことが思い出されます。

 

こういう悲しい事故を起こさないためにも、

転落防止用の可動式ホーム柵を導入していない駅は、

早く導入してほしいものです。

 

100%安全な駅を目指して。

 

 


いつも応援感謝いたします。  
 

応援ありがとうございます。